糸の糊付け

糸の精練に続き、今度は糸の糊付け作業です。

糸の糊付けは、織物をする際、経糸の毛羽を伏せて糸の表面を平滑にすることによって
強度を保持し、摩擦を和らげ、織物をし易く、又風合いを損なわないようにする大事な準備工程です。

特にこの『きびそ』はこの作業なしでは、織物としてとても扱えません。

さて材料はこちら
ふのり

ふのり(布海苔)といって海藻から作られる天然ののりです。

物置で見つけた時は「なんじゃこりゃ??」使わないものなら処分したい。とすら思ったけど、調べたところ、高級品。
キロ7000円位する代物でした。
知らないって怖い。。。

これを一晩水につけて、湯煎で溶かします。
ふのり

こちらを越したものを使います。
ふのり

水で薄めながら糸に満面無く揉み、染込ませます。
糸の糊付け

糊を均等に絞ります。
・糸を棒に掛け、ネジネジする。
糸の糊付け

・捩った糸からにじみ出たのりをしごく。ぬるぬるする。
糸の糊付け

上記を4、5回繰り返し。

糸をはたいて、綛を整えていく。
糸の糊付け

編みそを揃えながら、丁寧に、かつ力強くパンパンはたきます。
糸の糊付け

乾燥
糸の糊付け

これを一綛一綛、手作業で行います。


今回は2日に分けて、35綛。腕、肩がパンパン!

糸の糊付け

こんなに綺麗に糊付けできました★



モノ作りって、なんでも初めの準備が大事なんだと、つくづく感じます。

小さな気遣いが、後々大きな役割を果たしたりする。

これは長年作業をしてきた人の工夫や感覚でできていて、教科書やインターネットで調べても載っていない分野の知識。

忙しくて、どんどん移り変わる生活の中でも、そういう気遣いが出来る人になりたい。

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